京都スポーツ整体院 うまく走れない

「盗塁するとき、うまく足が出ないんです」

中学で野球をやっている男の子からの相談です。

盗塁以外のプレーのときには問題なく走れるけど、試合で盗塁を試みる場面になると、うまく足が出なくなってしまい、思うように走れなくなる。

もちろん、足や腰に痛みや違和感があるわけでもないので、自分でも原因がわからないそうです。

心理的な問題でパフォーマンスが低下する

走るというプレーそのもののパフォーマンスが落ちているわけではなく、盗塁という特定のシチュエーションでのみ、動きがおかしくなることから、これは心理的な問題である可能性が高いです。

いくつか検査で調べてみたところ、彼の場合は、盗塁を失敗したときのイメージが頭に焼き付いてしまっていました。

それによって無意識にカラダが萎縮してしまうことで、うまく走れなくなってしまったようです。

この場合、いくら強い気持ちで頑張っても失敗のイメージが強く残っているうちは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態であるため、なかなかうまくいきません。

失敗のイメージを消去する施術

そこで施術は、

  • 失敗のイメージ
  • 失敗への恐れ(ストレス)

を消すことを中心に行いました。

施術後は、盗塁を失敗するイメージが浮かばなくなり、同時に恐怖心のような気持ちも感じられなくなったので、パフォーマンスも改善すると判断し、施術を終了しました。

アクセルとブレーキを同時に踏み込んでいる状態

今回のケースに限らず、

  • パフォーマンスが伸びない
  • 調子を崩してしまっている

というような場合、

パフォーマンス改善のために必要なのは、努力と根性で頑張ることだけではありません。

すでに目一杯まで踏み込んでいるアクセルをさらに踏み込もうとするのではなく、気づかぬうちにブレーキとなっているものを探り出し、取り除くことが、早期にパフォーマンスを改善させる秘訣です。

ブレーキとなっているものがなくなれば、必要以上に気負わなくとも自然と本来のパフォーマンスが発揮できるようになります。

その後、盗塁のときでも、いつも通りに走れるようになったとの報告をいただきました^^

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