わかりやすいのは、嫌なことがあってもグッとガマンしたり、イライラや怒りを感じている場面でしょうか。
もちろん、それらもストレスには違いありませんが、それだけではありません。
たとえば、
- もっと頑張らなきゃ!
- よい結果を出さなきゃ!
- またミスしたらどうしよう!?
- うまくできない自分がイヤになる
- なんで思うように上達しないの!?
- どうしたらいいかわからない。
- 納得がいかない! etc.
↑これら全部ストレスです。人によっては、ストレスだと気付かないかもしれませんが、カラダには影響が出ます。
他にもありますが、要は、モヤモヤ・ザワザワ・イライラといった重苦しくてイヤ~な感覚はすべてストレスだということです。
そして、ストレスはスポーツにおけるパフォーマンス・怪我のリスク・練習効率などに大きく関わってきます。
ストレスとパフォーマンス
たとえば、
筋肉にチカラが入りにくくなったり(筋出力の低下)、カラダが硬くなったり(関節可動域の低下)、
イメージ通りに身体を動かせなくなったり(巧緻性の低下)、いつもより疲れやすかったり(心肺機能の低下)というようなことが起こります。
ストレスの影響で、本来であれば、体力的・技術的に可能なはずのパフォーマンスが発揮できなくなってしまうということです。
これは逆に、ストレスが解消され、良い気分でプレーできるようになると、本来のパフォーマンスが発揮できるようになるということでもあります。
ストレスとスポーツ障害
これは、ストレスによってカラダが弱る(筋出力の低下、可動域の減少など)ことで、平常時なら難なくこなせる練習であっても、弱ったカラダにとっては負担が大きくなってしまうからです。
いわゆる“スポーツ障害(使い痛み)”と称されるケガの場合、
問題の本質は「練習内容」や「フォーム」ではなく、いつもの練習に耐えられないくらいカラダのほうが弱ってしまっていることです。
ストレスと練習効率
誰しも“どんな練習(内容)”を“どれくらい(量)”やるか?については真剣に考えますが、その練習を“どんな気持ち”で取り組むか?という点においては、まだまだ意識されることが少ないでしょう。
これは単純なモチベーションの話にとどまらず、
- 人間関係の不満
- 過度な重圧
- 苦手意識
- 迷い
などをも含めた心のコンディション全般を問うものです。
同じ練習をするにあたっても、そのときの意識・気持ちの状態によって、その練習効率には雲泥の差が生じます。
日頃からストレスを溜め込まないように「心」を整えておくことが、練習したことをスムーズにパフォーマンス向上に繋げるための秘訣です。
心のケアがパフォーマンスを高める
ただ、その一方で、そのエネルギーを傾ける努力の方向性には若干の「偏り」があるなぁとも感じました。
パフォーマンスの向上のために、長い時間をかけて練習に励む、いわば「プラスの努力」においては文句なしですが、
パフォーマンスの障害となるものを取り除くことにエネルギーを注ぐ、いわば「マイナスの努力」においては、各競技のトップクラスの選手でも意識されることが少ないように見受けました。
これは非常に勿体ないことでもあり、同時に大きな伸びしろがあるということでもあります。
しかし、その悩みが解消されていく過程で、心をケアすることがパフォーマンス向上につながることを理解されてくると、今までは見えていなかった「伸びしろ」の存在に気づかれます。
“ストレスを解消し、心を整えてパフォーマンスを高める”
などという観点は、まだまだトップアスリートの中でも浸透しているとは言えません。
ということは、このアプローチを自分のものにするということは、ライバルたちが手にしていない大きなアドバンテージを獲得することになります。
日々の練習というプラスの努力と心のケアをいうマイナスの努力。
ベクトルの違う2つの努力によって、楽しくプレーしながら最高のパフォーマンスが発揮できる、そんなアスリートが一人でも増えることを願っています。
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